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ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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わからなくなるほど本を読みました。
覚えてる限りでまず―――・・・

横溝正史
山本周五郎
吉川栄治

題名を忘れた本。公共のものなので(図書館でかりました)どのほんだったか名前を忘れてしまったのです。ミステリヰと歴史小説。そんな感じのものばかり読んで過ごした気がします。
横溝は今度「八墓村」を読んでみたいと思ってますが、来年になるかもしれない夏後半の追い込みの真っただ中、昨日夏真っ盛り、猛暑な西日本から東へもどってまいりましたミレでございますどーもこんばんわ。
ザ・ミステリヰはやはり苦手なのかもしれないと漠然と思いながらルーティンワークのごとくページをめくってきた記憶ならあります。
大御所中の大御所作家先生は上記。まあ、なんてことはありません。横溝以外は、先々週あたりの泉鏡花も含め、賞がある作家先生の作品を読んでみようということなのです。直木三十五もいつかは読みたい作家ですね。(賞が京極に偏っている気がするのは、まあそういうことです)

他に、今をときめく作家先生たちは

「黒祠の島」 小野不由美
「新宿鮫」 大沢有昌
「魔女の笑窪」 大沢有昌
「アルバイト探偵(アイ)」 大沢有昌
「蒲生邸事件」 宮部みゆき
「幕末」 司馬遼太郎
「クビキリサイクル  青色サヴァンと戯言遣い」 西尾維新
「剣狼」 柴錬、菊池寛など
「真田幸村」 柴田錬三郎
「陰陽師 付喪神ノ巻」 夢枕獏

古典(現代語訳)ですと

「南総里見八犬伝」 曲亭馬琴

です。おそらく。大夫(大沢)の本が3冊―――・・・・。



ハードボイルドってめちゃくちゃ面白いですね!


ミステリヰばかり3冊も―――・・・。



ミステリヰも大好きです!!


先週から今週の本のトレンドは「歴史小説」から「ミステリヰ」そして「ハードボイルド」というところでしょうか。
とりあえず、これでワタシが所有している本はすべて読み終えましたので一安心。旅先というか、祖母の家にいるときに読破してしまったのでさらに本を買った始末。それすら読んでしまったので、きょう何かが起こりました。
―――まあそういうことです。
さて、ピックアップはいつもは1冊だけなのですが、今回は2冊しましょう。先週ブックレビューをしなかったし、頑張ってみます。それでは、チョイスは大沢有昌「魔女の笑窪」、宮部みゆき「蒲生邸事件」です。


「魔女の笑窪」 大沢有昌

見ただけで相手のことがわかってしまう力を持つ女性、水原。その特技を使い闇のコンサルタントとして一人で成功を収めた彼女は仕事を通して自分の秘めたる過去へと近づく羽目に―――。「地獄島」で笑窪を一つ落としてくるほどの体験をした水原に容赦なく壮絶な過去が押し寄せてくる。
―――戻るくらいなら死んだ方がましよ――――



女性が主人公のハードボイルドです。ジャンルでいうとやはり男が主人公で男が好きな話!というイメージがあるのでしょうが、大沢有昌のハードボイルドは女性でも十分楽しめる!大夫(大沢)はなぜこうも女の心理が理解できるのか。自然に表現できるのか。ある種自然主義的な暴露。
水原が依頼を受け、仕事をしていく話なのですが、水原がかっこいい。それよりも探偵の星川ゲイですが、もっとかっこいい。星川さんはステキすぎです!女装しようがなんだろうが大好き。
続編があるのですが、読みたいデス。かなり面白かったです!大夫の作品では今のところダントツ。


「蒲生邸事件」 宮部みゆき


受験に失敗した孝史は他に客がたった1人―――しかもかなり暗いおじさん―――しかいないしがない安いホテルで入塾試験を目前に控えていた。何がしたいのかがわからずなんとなく生きていた。ホテルは元は「蒲生邸」だった。1日目の入塾試験に満足がいった孝史は蒲生元陸軍大将の亡霊を見たというホテルのスタッフの話を聞いて。もう1人の客はどこか不気味で―――消えた!?そんなはずはない。
高揚感。日付が変わって2月26日。睡眠導入剤代わりのテレビは二・二六事件の特集をやっていた。うとうとしていたが、めざめたらホテルは火事になっていた!死ぬ!
浮遊感。漆黒。凍てつくような寒さ。
目が覚めたらそこは―――蒲生邸だった。そして平田と名乗った男は例の宿泊客で―――。
銃声。遺体。
ここはどこ!?何が起こっているんだ!?



タイムトラベルの話です。本格ミステリーだ!と思って買ったのですが、アテがはずれてがっかりしたのは始めだけでした。面白いんだもん!すらすらーと読めてしまうのは、文章がいいからです。「ぼく」こと孝史はまるっきり今の若者の象徴ともいえるようなキャラクターで、ウジウジとしたアマちゃんな考え方にイラっとすることがあっても共感もできるわけなのです。SFでも突飛な話(タイムトラベルとか魔法とか)は文芸的には好きではないのですが、なぜ好きではないかというと、たいていのマンガとかがそうなように創作ネタすぎて、考えがそこまで深くない気がするところが気に食わないのです。一番嫌いなのがリアルを書いてるのにファンタジーになってくパターン。一気に興ざめ。ところがこの話にはそれがなく、まあタイムトラベルは突飛なのですが補って余りあるストーリー展開なのです。それが中心軸になってないのがいいです。事件が起き、それを解決していこうと。未来人なのになにもしらないことが気になり始めていく。1930年代にいる2000年を生きる孝史は戦争に日本が大敗することを知っていても時代の流れは変わらないと知って―――。助けたいけどそれを拒否され、約束を残し現代へ。
とってもおもしろかったです。こんどは直木賞の「理由」を読みたい!と思ったミレが本日どんな行動を取ったのか―――。
まあそういうことです。


それでは残りの本にもいくつかコメントを。


「新宿鮫」 大沢有昌

大夫の出世作にして映画化された大人気シリーズ第一弾。一匹狼の新宿署刑事鮫島の話です。後にか書かれたからと言ったらまあそうなのですが「闇先案内人」と「魔女の笑窪」のほうが面白いです。設定が本当に細かくてそれをまとめている文章がいいです。集めるかは未定。

「プライベート探偵(アイ)」 大沢有昌

私立探偵の父親と適度に不良をやるアシスタントの息子の話。ヤング系マンガの軽いノリで読みやすかったですが、やはり「闇(略)」と「魔(略)」のほうが好きです。こちらもシリーズ化してますが今のところ集める予定はないです。



「黒祠の島」 小野不由美

ながれがずーーっとおもしろくて、どうなるのーーー!?と思っていたらラストの展開に驚かされました。理不尽さすら感じられますが、アレ以外に書きようがないと言えばそうなのかもしれません。きれいに収まってしまえば偽善にならざるをえないでしょうから。まあ、トリックというか話の食い違いには気付きましたが、そこに加わる黒祠という構造が不気味さを演出してます。ただ、「東亰異聞」のほうが好きです。



「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」 西尾維新

デビュー作にしてメフィスト受賞作品。トリックは定番ですが語りがテンポよく斬新です。ラストに謎が深まるというか―――。過去何があったかなどが言及されてないので気になります。新しい雰囲気がTHE メフィストという感じです。他の作品の方が好きですが集めてみる気になりましたので、今日何が起こったのかは―――。
言わずもがな。



ミステリヰにもう少しこってみます。
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「スプーンを曲げる方法」です。現代パロで楸←絳。

題名が初めに決まっていて、話は後付けでなら本当にスプーンを曲げよう!ということで出来ました。さほど苦労せずに書けた作品ですが、一番大変なのは見直しですね。誤字!
物語性を排除して書いてみました。そしたらちょうどいい長さになるのねということに気が付きました。物語にするといろいろいろいろぐるぐるぐるぐる考えすぎて長くなってしまうけれど、その要素をなくすとあまり考えないでかけるみたいです。手抜きではないのです。
思いつくのは物語性のある方なので、これからも長々と書いていくことでしょう。
さて、有言実行で家を離れる前にアップできてよかったです。
冬になったら甘い話も書いてみたいです。

テストルームのリンク解除について。
アップされていたコンテンツはいったんすべて削除します。理由は前の前の日記に書いたとおり、新しいジャンルにも挑戦しようかと―――。そういうことなのでご了承してくださればと。

では、これから荷造りするのでさらば!

結局、今日購入しました。

IMG_0574.JPG
メフィスト!

まだ座談会しか読んでませんが、面白いですよ座談会。応募作品をけちょんけちょんに愛の鞭でなぎ倒していく感じです。受賞者はああやって決まったのね、と。
作家を目指す人の新しき門、メフィスト賞。もっとも尖った賞らしいです笑
字数の上限がないため、1700枚近く書いた方もいらしたようで。
コンパクトにやキャラを立てろ、矛盾、事件の割に規模が小さいなどなど、座談会は熱かったです!

講談社だからね、賞金はないですよ笑

西尾維新、森博嗣などなどが過去ここで作家デビューをしましたが、賞創設のきっかけは京極らしいのです。ゆえに京極が第0回受賞者と考える人も―――。(京極ファンの中では有名な話です)

西尾維新が一番楽しみです。有栖川有栖、綾辻行人も載ってます。
旅の友にこの一冊!(芥川賞の文芸春秋じゃなくてね笑)


そして、このワタクシが本屋に行ってこれだけで済むはずがないのです。(をい)


買っちゃったよ。


IMG_0576.JPG
幽!

怪が置いてなかったのです。怪で京極は巷説シリーズを連載していますが、すでに第五回くらいでしたから、中途半端に読むよりは、こっち。
メフィストより幽のほうが高かったのですが、こちらの方が軽い!笑

京極はもとより、有栖川、小野不由美、綾辻さんなども楽しみです。

もうミステリーが嫌いといっても誰も信じてくれないラインナップです。さほど苦手意識はなくなりましたがね、ミステリー的なミステリーはいまだにニガテかもです。


おっと。ここで終わるようならばワタシも大したことがないことになってしまいます。
もう一冊あるんです。文芸雑誌ではございません。本でもございません。

マンガです。



IMG_0577.JPG
マンガ版魍魎の匣!

しかも2巻。
1巻もってないです。

探偵さまが見たかっただけです(失礼)が、ぱらぱら読みながらちゃんと読ませていただきました。
原作がやはり飛びぬけてます。
マンガになると文字が多すぎて読む気が―――・・・。(こら!)
大人のマンガです。冒険などもないですし、京極堂の話をひたすら読むだけなのです。

いろいろ顔に対する突っ込みはありすぎて。作中の描写を読むとまあそうなんだろうと思えどかっこいい言動のキャラは想像上でビジュアルもいい、みたいな。かなことようこはまさに!という感じ。木場ちゃん笑

そして閣下


美形です!!



一番ビスクドールっぽいのが志水アキさんの閣下です。「口外法度」だけで満足です笑


今日更新できそうなのでもう少し頑張ってみます!
14日から一週間、お盆は祖父母の家へ帰省するためホムペの更新はできなくなりますのでそのお知らせで御座います。おばあちゃんの家ではネットが普及していないのです。
夏の祭典と見事かぶってますよねー・・・。あはははー。(棒読み)

ブログは携帯電話で更新できるように設定しましたので、これまでに比べ格段に短くなるとおもいますが書きたいなーと考えています。

夏休みをいただく前に、ホムペを更新したいです。

が。

お前まったく書いてないじゃん

なのです。(をい)
どうにか頭の中の構想にカタチを与えてみようとあがいてみます。あと1日でどうにかなるかしら~?汗
現代パロなのか。原作のほうが設定としては好きなのですが思いつかないオーマイガッ!と。
物語にしようしようと考えると長く複雑になるので、ワンカット的な感じで物語要素を排除すればどうにかなるな。手抜きではないですよ。そういう話を書けばいいのです。

あと、闇先案内人パロがやりたいな~笑
原作から外して、葛原が楸瑛、刑事が絳攸みたいな。いつか書きたいです。ハードボイルド的なの。

「その中継地点に陸清雅はいないのか?」
「この場所自体をデコイ(おとり)に使っている可能性がでかい」
「手掛かりはない、か」
「仕掛けはしてあるだろうね。もしかしたら手先を数人置いているかもしれない」
お前の身を守るのが俺の任務だ。死なせはしない。---行くか?」
みたいな。
「逃がし屋とはもっと実入りがいいものと思っていた」
「そうでもないさ。客がいなければ仕事にならない。その客をこちらが探すわけにもいかない。年に数回依頼があればいい方さ」
みたいな。
「だが藍楸瑛、お前の実家は大層なお金持ちだろ」
「関係ないね。私は家を出た人間だから」
というエピソードを入れたり笑
ノリノリだな、自分。


それと、テストルーム内のコンテンツを一旦削除することを計画しております。理由としてはきょーごくもやろうかなー・・・・と。なら、きょーごくはきょーごくでやればいっか!みたいな。きょーごくで二次は(いろんな意味で)出来ない!と思っていましたが、不可能なことってなかなかないのですね。もち、閣下最愛を全面的に押していきます。(まだ出来てないのに・・・)
数個彩雲でやりたいネタがあるので、試験部屋自体は残しておきます。

田舎では創作できるか不明なのです。だって、おばあちゃんとか従妹とか・・・。無理だろ、って。
ですからお盆中にはたくさん読書します!たまっている本を一気に片付けるのが理想です。(そんなことしたら新しい本がほしくなるって汗)あと、空港でメフィストが置いてあったらたぶん買おう。旅の友に。
今週の読書というか先週の読書です。どちらがただしいかというと、後者なのですが、語呂的には「今週」のほうがしっくりくる気がします。この読書狂いはおそらく9月になったら終わります。時間に余裕がなくなっているのが確定事項なので、残念ながら、というのは誰も見てないだろうから自分に向けた言葉です。いつ読書コーナーがもどってくるか、今のところ予定はたっていませんが、ホームページのほうは偶にいじってると思います。

読んだ本をリストアップする前に

「姑獲鳥」の特別版


小畑絵の探偵様の麗しいこと!


でも。「姑獲鳥」は探偵様、そんなに活躍してないですよねーーー。物語でかなり重要な位置を占める関口君ではなくて、閣下を持ってきたところが、消費者心理をわかってらっしゃる



欲しくなるじゃないか!



ということです。購買意欲が右肩上がり。持っていても買ってもいいかなと思わせてしまう、商業戦略
小畑氏も閣下がお気に入りのようですし、閣下で行こう!みたいな会話がもしかしたらあったのかもしれません。
―――買うかもしれません。



では、今週読んだ本たちです。


「豆腐小僧双六道中 ふりだし」京極夏彦
「機関車先生」伊集院静(先週から引き継ぎ)
「死者の奢り・飼育」大江健三郎(先週から引き継ぎ)
「雨月物語」上田秋成
「東亰異聞」小野不由美
「陰陽師 飛天ノ巻」夢枕獏



少ない気がしますが、実は6冊読んでいたのね。びっくり。
本当は、もっと読みたいのがたくさんあるのに実行に移せないでいるのです。
豆腐小僧、雨月物語、東亰異聞など、江戸や明治的なものが多いので、江戸の香りです。あと一冊、江戸に書かれた古典が加わる予定だったものがあれば、タイトルももう少ししっくりきたんでしょうが、その本は今度読みます。


ピックアップは――――京極と知人である小野不由美の「東亰異聞」です。(なんでも京極に持っていくのはそろそろやめた方がいいとわかっていても、できないのです)(京極は「屍鬼」のパロディではないのですが、「脂鬼」という作品を肉小説「どすこい。」に収録しております。またプライベートでも交流はあるようです。彼女は京極の「後巷説」に秀逸なあとがきを書いています)

それでは以下はレビューとなっています。




「東亰異聞」 小野不由美

(以後「東亰」を「東京」とします)
海を埋め立て湿地を埋め立て急激に肥大していった帝都東京は明治維新を迎え、その速度は増す一方である。瓦斯灯が夜道を照らすが夜の闇は濃く深く―――妖しい見世物、商売者が血を求め徘徊する。蛍売、火炎魔人、闇御前、読売、般若蕎麦、居合抜き―――そして人形遣い。
新聞社に勤めている新太郎が注目したのは火炎魔人と闇御前が関係する殺人事件だった。友人の香具師の万造と闇御前を目撃したという華族・鷹司家の二男・常の元を訪れる。調査を進めていくうちに明らかになる鷹司家の内情。長男・直との確執、二人を取り巻く女、父の正妻・初子、新時代の矛盾。ガス灯がともる世になろうとも夜の闇は濃く深さを増した―――。妖怪は果たして存在するのか。
―――もう夜は、決して暗いだけじゃございませんよ。
こうして見世物は幕を閉じた。


既視感があるな、が読んでいる中何度も感じたことでした。誰かの文章と似ているのか、とずいぶん考えましたが―――答えは見つからないまま。京極的でもあり夢枕的でもあり―――。
それはさておき。面白かったです。(何読んでもたいていそういう感想しか述べられないワタシが言っても説得力はあまりないですが。)読みやすく、視覚的情景に富んだ文章で、なにより語りがよかったです。ラストがあのようになるとは。容赦がないと言えばそうですけど、先入観とは恐ろしいものなのです。京極の「魍魎」でも感じたことを再び、読者は作中のキャラクターの言動、心理に対して先入観を持つ、と。ある種の誘導です。キャラクターは事件を解決していくわけですから、その過程では真実をつかんでいない。推理はあくまでも推測。100%でないことを改めて再認識したわけなのです。
先にも述べたようにラストのどんでん返しはまったく読めなかっただけに驚きました。「ぇえ!?」みたいな。構造的に3階建てくらいになっているのでしょうか。万造と新太郎のやりとりが好きです。二人に加え鞠乃、菊絵、直がお気に入りです。まるっきりのいい人っぽい人(常)はどちらかというとニガテ。

もっと硬い文章を書く方なのかな、と思っていましたが、やや男性的な雰囲気に繊細さがありといった感じです。面白い文章の書き方を知っている、小説とは何かを解っている方なのだな、と偉そうにもワタシなんかが思ってしまったわけです。
怪異、妖怪の説明、背景も好ましく、伝奇小説に付きまといがちないかがわしさはうかがえず、ファンタジーですがライトノベルとはやはり隔てがある堅固な物語です。怪異を書く作家さんでコアがしっかりしている方の本は読んでいてすっきりします。現代。それが怪異小説のキーワードの一つです。それを作り上げた歴史的背景、つまり江戸後期からの近代化の流れ、一度は排除されそうになった怪異、再燃の理由―――。伝奇ですからすべてを理論的に語る必要はないわけですが、すべてが魔法のようなものであっては文芸小説の意味がないのです。ちょうどいい案配は理論的な説明のほうが多いくらいだと思います。また「東京」ではなく「東亰(とうけい)」というキーワードで京極や夢枕的に言わせてもらえばパラレルであるという「呪」をかけた点も巧妙です。
そんな小説でした。
また解説が非常によろしかったです。このような小説が広く受け入れられるようになった時代について述べていて、おりしも京極デビュー、宮部のサイキック探偵なるものにも触れています。



「陰陽師 飛天ノ巻」 夢枕獏

はい。陰陽師、二冊目です。
妖しさが漂いながらもあっさりとしている語りが好きです。一冊目からかなりの年月がたっているようですが(現実世界のことです)、その間に司馬遼太郎的にますますなっているというのが一番の感想です。印象はまったく違いますが、スタイルが、です。物語には関係のない第三者(作者)が出典名などを挙げて語る、と。ついでに感想があったりなどもします。しかし司馬的でありながらも優しさが漂う文章なため、男性的ではない文章です。少々女性的かなあ。
お決まりな展開なのに面白いとはさすがとかいいようがないです。
(なお京極と作家などとの対談集「妖怪談義」で夢枕獏は司馬遼太郎の名を出しているところからも、意識している節はあります。)



「豆腐小僧双六道中 ふりだし」 京極夏彦

これは妖怪入門書にちょうどいい!笑
滑稽です。突っ込みが面白いです。少し飽きる感じもしますが、読みだすと読めてしまう。
怖くもなんともない、豆腐を持つだけの妖怪、豆腐小僧。滑稽な顔に鳥頭では人を脅かすことなどできるはずもなく。
妖怪はまさしくキャラクターです。その説明、変遷が分かりやすく面白く語られています。
三毛姐さんと滑稽達磨、狐が好きですw
京極堂シリーズ、巷説シリーズ、どすこい。やその他の小説とはまた違った書き方もできるのね、京極。
なおこの本もまだ文庫にはなっていません。区の図書館で借りたものです。(ワタシは文庫以外買わないと決めています)



「雨月物語」 上田秋成

日本の文学的怪異小説の祖らしいので、読んでみようと思い立ち、モチロン現代語訳で読みました。
妖怪作家たちの中で非常に評価が高い上田秋成の「雨月物語」は、古典となりますが読みやすかったです。
仏教的道徳的な説話を述べていて、短編集の体裁を取っています。



「機関車先生」 伊集院静

一冊は読んでみたかった伊集院静。しゃべれない、(口が)機関車先生が小さな島の小学校の臨時教師としてやってくる話です。葉名島を舞台に、子供たちと機関車先生、先生と村人の交流を描いています。島の人たちの生活や伝統、子供の考えなどが活き活きとしていてまあ面白かったです。



「死者の奢り・飼育」 大江健三郎

一冊は読んでみたかったシリーズ、大江健三郎編。本当はSF的な「治療塔」が読みたかったのですが本屋さんにおいてなく、というか唯一置いてあったこの本を買いました。難しいよ、とはきいていたのですが、難しかったです。もっとこう内容は硬くいくのかな、と思っていたら、文章は硬いですが性の個所などもあります。
「死者の奢り」が作家としてのデビュー作らしいですが、すごい!まず題材が医学部の解剖のためにアルコールの水槽に沈めてある死体を新しい水槽に移すバイトをする文系の学生という衝撃的で不気味な―――。

古い水槽はのアルコールは赤茶け、古い死体は底へ沈む。むせかえるようなアルコールのにおい、服に付いたしみ、重労働で汗ばみときには死体を落とし、また床に落ちたアルコールで滑ったり――――。たくさんの死体と向き合っているうちに死者の声が聞こえてくる錯覚を覚え、死者の性を感じる。

文学としかいいようがない文章です。難しいく、薄い本にもかかわらずすらすらと読めるわけではないですが衝撃的な内容です。芥川賞の「飼育」のほうが個人的には好きです。

戦中に米兵の乗った飛行機が墜落。黒人兵を捕虜として地下室に「飼育」していくうちに心の交流が―――。あくまで「飼育」ですから上下が存在していることを裏切られてから、実感していく「僕」は、大人たちに反感を抱く。

まとまりがある内容で、衝撃的なテーマに堕落や反感、矛盾―――そういったものを強く感じました。面白いというよりすごいです。啓蒙的。好き嫌いはともかくもう一冊くらいは読むかもしれません。
更新できました!!
「理想と現実の寓意 1」です。

”1”!?

みたいな。

予想外は主にこれを指します。

頭の中に計画はあるけれど、まだ書きあがってない(ぇ)っていうのはきっと予想外じゃない。誰か否定してくれたら喜びますよ。
親子にも飛び火しながら展開していく予定が出来てます。パソコン上でなく頭の中にね!

更新が遅くなったのは予想外です。ウソじゃありませんことよ。
没にした他にも、もう一つ書いて、気に入らないから書き直してるんだから!それも含めて予想外です。書き直してるのはアップする気満々だから頑張ります。
8割終わってて相当長いので、ワタシが頑張ったで賞と称し、書き直す前ヴァージョンもアップしてみてもいいですか?
到底偽物で足元にも100Km以上及ばないですが司馬遼太郎的な文章になって、ちょっと二次の書き方としてはどうかなみたいな感じなのです。物語的には第三者の視点だけど、語り手は作者、みたいな。あれれ?わかりづらい?
民俗学的な内容って大丈夫なのかしら?と思わないでもないです。それもエセです。

もしかしてこの日記でワタシ損してる?エセとか笑

これから本読みます。京極夏彦を!

そういえば。
今年の上旬で、司馬遼太郎は紀伊国屋の売上(確か)5位です!
雪野せんせいも50位以内で、ライトノベルでは一番だったと記憶してます。すごい!
京極夏彦はぴったり108位です。しかも一番売れたのが「姑獲鳥」!デビュー作ってことは、京極読者が増えてるってことです。いいことだ。

では豆腐小僧と双六をしてまいります。
3日連続で日記書いてるってそういえばすごい!これもモノグサミレ的に予想外です!
今日中にホムペは更新できなさそうなので、せめて日記でもと・・・。
先週の読書は京極スペシャルでございました、どーもミレです。こんばんわ。


「大盗禅師」司馬遼太郎(先週にかけて)
「蒲団・一兵卒」田山花袋
「歌行燈・高野聖」泉鏡花
「日本の昔話」柳田国男
「機関車先生」伊集院静(読み途中)
「死者の奢り・飼育」大江健三郎(読み途中)
「前巷説百物語」京極夏彦
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」京極夏彦

 
短い本が多いですから、読んだ本も多いといった模様でおおくりします。とうとう京極は文庫本以外に手を出してしまいましたが―――公共施設を利用させてもらったので、まあ文庫本を気長に待ちます。
さて、ピックアップは―――京極夏彦の「ルー=ガルー」です。<やっぱりなって思って笑ってやってください。
 


「ルー=ガルー 忌避すべき狼」 京極夏彦
 
舞台は2030年頃の日本。週一回のコミュニケーション研修の他、学校に登校することはない。動物の肉から人口肉へ、人々は端末をつかいモニタを通して勉強、会話、情報交換―――物理的接触なしに生活を送る個人主義が進んだ社会に葉月は住んでいた。友達と呼べる存在はいなく、生徒の顔、名前もほとんどが虚ろ。登校日の帰りは同級生の歩未と公園へ寄る。―――けものの匂いがする。それが始まりだった。
隣接する地区での連続殺人事件が葉月のエリアへ。公的な県警察、民間のエリア警察の捜査の対象は同級生へ及ぶ。葉月達を担当する潔癖症のカウンセラー静枝と不潔愛好家と称された県警察の橡(くぬぎ)、葉月・歩未に県一の天才少女美緒、違法居住者の猫は事件への核心へと近付き危険がせまる。コンピューターは分解すると数字。数字で管理されている社会には嘘が満ちていた。友達じゃ―――ない。
 
 
初めの300ページくらいははっきりいって面白くないです。ハリーの「賢者」的な。ただ、総ページが750くらいあるので微妙な部分も長い。スローリーダーにはきついかもしれません。
が。そのあたりから、クライマックスは凄いです!途中にちりばめられた布石が一つにまとまっていくあの快感は京極作品ならでは。引っ張って引っ張って―――読者を置き去りにして―――というのは京極堂シリーズと違いあまりなかったので、予想は割としやすく、冒険もあり、満足。SF的でおもしろかったです。京極夏彦作品としては珍しい、妖怪が出ない話です。
 
 
美緒が!


美緒が好きッ!!

 
 
彼女は京極堂シリーズでいうとちょっと常識的にした探偵様的存在です。歩未が京極堂的存在。
猫(ミャオ)やオカルト少女雛子もかっこいい!
ガールズSFアドベンチャー小説、「ルー=ガルー」の未来の設定は公募で決めたらしいのですが、その頃京極ファンではなかったことが非常にくやまれます。ファンなら絶対応募してました。
長さ的には700ページと少しなので、一般的に考えると長いのでしょうが、京極読者なら解ると思いますが読ませてしまう力が凄いのです。ぐいぐいと引っ張られます。


緒と雛子が好きです。
 
<落ち着け!

 
 
「前巷説百物語」 京極夏彦
 
又市が月代!?と思ってしまった冒頭。若かりし頃の彼は、「巷説」「続巷説」「後巷説」の又市と違い、血気があるというか、若いゆえの理想主義者で、そういう人によくありがちのごとく爪が甘い。百介が主人公となる「巷説」「続」「後」の頃のチーム、おぎん、治平とは違った人々との仕掛け。まだ足を半分面の世界に残しながら、江戸での活動の原点、堅気と縁を切った経緯、御行装束の理由が明らかに。そして、妖怪を使うようになったのはここから?と。「怪」に「酉巷説」が連載されていますが、基本文庫本になってから手を出すワタシは読んでません。ですが、そちらでも妖怪を説明に使っているのでしょうか。
やはりおもしろかったです。が、個人的には「続」「後」のほうが好き。百介とおぎんがいないのはやはり物足りません。どうなったのあの人!?こいつ死んじゃうの!?祇右衛門は此処から―――といろいろありました。おちか、お甲が好きでした。
 
すみません、ここまでで力尽きました。残りの本はいつかレビューしていきたいです。

こっそりとレビューを再開してみました。
(0805)


「蒲団・一兵卒」 田山花袋

文章がどこか太宰的な神経質さを感じられました。心理描写がすごくて、自然主義ですから(蒲団のほうは)まあ肉欲について述べているのですが、司馬遼太郎と違い(笑)いやらしくはない。
若い女と中年の男。好奇心旺盛な新婦人的な女にルーティンワークに新鮮さを失った男は輝きを見出す、みたいな。据え膳食わぬうちに他な男のものになたとなれば、嫉妬もしよう。ただ、微妙な一線を行き来し、矛盾を抱えつつのラスト。
ああ、「蒲団」ね。なるほど、と。面白かったです。「一兵卒」は、すごい。戦争体験がなければあれは書けないだろうし、敵よりも己との戦い、みたいな。ラストが悲しくもあり。


「高野聖・歌行燈」 泉鏡花

幻想小説は賞もあるくらいだし泉鏡花だと思い、手に取ってみた作品ですが、これは好き嫌いは別れると思います。民俗学が好きなら面白いと思える、苦手なら、意味不明、みたいな。ミレはダメでした。始終意味不明で読んでても読んでる気がしない。最後まで読みましたが、「??」とさっぱりでした。不思議なお話です。


「日本の昔話」 柳田国男

京極経由で興味を持ちました、民俗学の柳田。民俗学ってそもそもなに?歴史の時間に習ったけど、「柳田=民俗学」しかわからず、実態は不明。興味を持ったのなら読んでみよう!と買ったのが「日本の昔話」。「遠野物語」があったのなら、そちらが欲しかったのですが、おいてなかったのです。
日本中の伝承的な話をまとめた作品集でした。短い話ばかりで、ごめんなさい。飽きます。
ただ、知っている話、「日本昔話」で見た話もちらほらあり、つまらなくはないです。短編集はニガテ、と常々思っていますが、それ系統です。


「大盗禅師」 司馬遼太郎

由比正雪の話だと思っていたのですが、半分正解で、基本は浦安仙八という江戸初期の剣客の話です。司馬遼太郎は実在しない人物もあたかも実在しているように書きますが(「十一番目の志士」の天堂晋助など)おそらく仙八も実在していないのでは・・・?誰か答えを知っている方がいらしたら教えてくれると助かります。
大盗禅師というのがまあ氏お得意の妖術を使い謀反を企てようと企む大本で、正雪、仙八は傘下にいたのですが次第にばらばらに。国姓翁合戦的な話も加わる壮大なスケールを幾分滑稽に書いてあり楽しめました。ただ少々突飛な気もしないではないです。
生々しい表現は相変わらず生きています。
ぅおっと!昨日はホームページ一ヵ月記念だったのですね;;;;
それどころではなかったもので、本当にさっき気づきました。この無責任てか無頓着ぶり・・・・。
というのも。実は昨日こんなものに参加してきました。

     天狗サミット

うわ!?って心の声が聞こえた気もしますが、気付かなかった方針で行きます。(こら)
天狗が実際に集まって首脳会談をする――なんてシュールで酔狂なものではモチロンございません。
人間が、それも妖怪大好きさんまたは愛好家たちが天狗についてひたすら語る会です。たぶん。

残念ながら、愛好家ではなく、まるっきりの一般庶民のミレですが、行った目的は―――。
上のリンクを訪ねた人なら一発でわかっていただけたと思います。勘がいい方の推測もおそらくあたっています。


見てきましたあの人を。

あってきました厨子王に。


話を聞いてきました京極夏彦の!!


そうです、ワタシの大好きな作家先生、京極夏彦が妖怪仲間(笑)と一緒に天狗を語るイベントが開催されたのです。
実はファンになってまだ四分の一年もたっていないのに・・・・何なんでしょうこの行動力。中学高校の頃より活発になっているってどういうこと?
それはさておき、一人で大先生に会いに行くにはレベルが足りないので(意味不明)、かといって何人も誘って当日券を占領してしまうのも気が引けるので、大学の仲良し先輩を誘って2人で行ってきました東京の山、高尾山へ!
到着したら―――そうそうに見つけてしまいました!生厨子王!うわあああああ!って即座に挙動不審になったミレ。普通にいたんです!妖怪(推進)スタッフに囲まれて、お写真のままの姿で!きゃあきゃあ騒ぐわけにもいかないので、遠巻きに観察していたら、観光優先な先輩(非京極読者)に引きずられ、イベントまでは頂上まで行ったりおみくじをひいたりお土産を買ったり・・・・高尾山を満喫。
不幸というか、いややはり幸運なことに曇天で、しかもズルしてケーブル―カーを使用したにもかかわらず、歩いて歩いて歩きまわっているうちに汗だくに。
それにつけても普段から和服をお召しになられる京極夏彦は、今回もモチロン和服に手甲で暑くないのかしら?(車で来たのでしょうから運動量はそこまでだとは思いますが、それにしても)暑さとか感じなさそうなオーラがありますよね。<失礼

妖怪スタッフと和気あいあいで楽しそうでした。声をかけるつわものはいたのでしょうか?ミレや先輩、近くの京極ファンの知らない人はレベルが足りない模様でとてもじゃないけど無理でした。遠目で控えめにがん見はしました。控えめに、ズームでとった写真ならあります笑

そして、見事30枚の狭き門、当日券をゲットできました!
うわあああああああいぃぃ!!wwwwwwwwwwwwwwww 

IMG_0418takaotengu.jpg
会場の写真。


結構大勢の人がいて、すごかったです。
この中にはミレ同様の京極ファンや、ただの妖怪ファンも混じっているのか、と思うと滑稽。
同年代ほどの人もいらっしゃり、この人たちは京極ファンだろうとあたりをつけていました。

ですが、気持ちは「早く京極!」とドキドキ。
アイドルかッ!!笑


IMG_0417takaotengu.jpg

写真その2。

当日券の人は立ち見もあるとチラシには書いてあったのですが、座れました。後ろのほうでした。
身長がけっこうあるミレは、実は禅宗幼稚園を卒業し、お習字とクラシックバレエをやっていたことがあって、無駄に姿勢がいいのでピンと背筋を伸ばすと後ろの人へいい迷惑。そして目立ちますから、足を崩し背を丸めていました。これが結構つらいです。
あ、会場は畳ですよ。


講義が始まり――――・・・。
話術巧で早々から会場を沸かせていました。
 
天狗の絵を見て

「この絵はいいですね!」
 
天狗は江戸時代の

「萌キャラです!」
 
 
ミレは怪大の生徒ではないただの京極ファンですが、レクチャー(?)はおもしろかったです。
声も相変わらず素敵でございました!
うきゃあwwwwwwwwww
妖怪関係のイベントには結構参加している方なので、今後も機会があれば、会場が東京周辺ならば参加していきたいとの所存でございます。
 
ディスカッション自体は4時半前には終わったのですが、イケナイポスターを見つけてしまったミレと先輩。
なんと。昨日8月1日は八王子花火大会!
―――どうする?
と目配せしてきた先輩。
―――行きましょう!
と首を縦に振るミレ。

会話は心の声です笑 
いつもこんな関係です。
 
その前に腹ごしらえ!とケーブルカーで下山してから甘味を食しました。
 
到着が5時ごろ。
しかし。
先輩もミレも、八王子は初上陸で、しかも7時開始のところ、かなりのフライングで、右往左往。着物美女をつけたりしながらも会場に辿り着けない行き当たりばったりアウトサイダー二人は、花火が上がれば嫌でも場所がわかる!となり、商店街をうろうろしたり、来た道を戻ってデパートでセールを見たり、カフェに入って時間をつぶし、6時50分ごろに再び花火調査。
また着物美女の後をつけていると――――。
ドンッ!!
って。
上がり始めた花火は周辺の建物の陰で、完全に見えなかったけど、音で方向を推理し(原始的)、着物美女を追い越し笑
会場ではないのですが花火が見える場所までつきました!
 
最後まで見て、満足した2人。
さて、これからどうしようか、と。
飲みにでも行くか、と。
 
ですがね。
考えてみてもください。
高尾山で汗をかいて、八王子で汗をかいて、もうそれどころじゃない!
とにかく風呂!酒より風呂!!な心境なのです。
 
加えて、京極ツアーと花火ではしゃぎすぎて、周りの人に100%迷惑をかけてるかわりに、明日筋肉痛。絶対筋肉痛!って状況!(本日は案の定の筋肉痛です)
 
もう無理しちゃいかん、となりそのまま帰りました笑
 
とっても満足な一日でしたv


<追記>
急いで日記を書いたため、誤字脱字がひどかったです。
修正はしましたが、お見苦しいものをお見せしました。
うわッ!ホームページ更新しなきゃー;;;;

今気づいたフリをしてみました、こんばんわ。実は一話没にしたため煮詰まっているどーも、ミレです。


夏休みに入ってからやったことといえば―――・・・・。
アニメ版「魍魎」のDVDを見ました。
原作はワタシが一番初めに見た京極小説であり、雷を打たれた如く衝撃を受けた作品で、京極作品の中で二番目に好きな話なのです。

参考までに京極堂シリーズ本編ランキング―!()内はシリーズの出た順番です。

1位 絡新婦の理(5)
2位 魍魎の匣(2)
3位 塗仏の宴ー宴の始末ー(7)
4位 塗仏の宴ー宴の支度ー(6)
5位 鉄鼠の檻(4)
6位 姑獲鳥の夏(1)
7位 邪魅の雫(9)
8位 陰摩羅鬼の瑕(8)
9位 狂骨の夢(3)

6、7、8位に差はほとんどありません。
京極堂がたくさん出てくる話が好きな傾向があります。

ついでに

京極堂シリーズ好きなキャラランキングー!

1位 榎木津
2位 京極堂
3位 関口君!
4位 益田笑

他はどのキャラも同じくらい好きです。
女性キャラなら織作家の女朱美お潤が好きです。


閑話休題終わりなのです。<マチコ(今川)風


それで、DVDの感想を一言でいえば


笑える。なんだあれ。


原作を読んでた時は不気味で怖かったのに。


映画「エクソシスト」が笑えるのと同じ原理か。


それでも面白かったです。


原作に忠実で眩暈坂、京極堂の映像はほほう、雰囲気があると納得もできるのです。
キャラは関口君笑
違うだろ!(ミレの中では20世紀少年のヨシツネのイメージ)
榎木津若過ぎ!声が―――!でも何話も見てるうちに慣れた。
青木カッコイイじゃん!こけし刑事じゃなかったの!?
以外、京極堂はっぽかったし木場もうんって納得できます。


ただ、迫力が絶対的に不足。


青木が犯人の潜伏場所に忍び込むシーンの惨状、恐怖がないわ

犯人の心理描写がイマイチだわ



とにかく怖くない!不気味じゃない!



放送規定で残酷なシーンは入れられないんだろうけど

原作を読んでいた時の緊張感、恐怖でごくりとのどがなるような感覚に欠けました。


「狂骨」が映画化されないように映像には限界があるんだなと実感しました。
京極作品は読んでこそ面白い。

もちろん「邪魅」のPVは別です。


が。


本日、マンガ版「魍魎」を買うつもりでした笑
絵は志水アキさん。
閣下がどんなどんなふうに描かれているのか、非常に気になり、誘惑には勝てずにいきつけの本屋さん(笑)をうろうろしました。

置いてなかったです。

疲れていたので他の本屋さんを回らず今日はあきらめたのです。
いつかリベンジを笑

本屋さんで「怪」「幽」を見つけ――――・・・・。

後ろ髪を引かれつつ、アイアン理性でなくなく振り切ったのに、未練たらたらです。
メフィストも見つけてしまい、京極いないけどこちらも欲しかった!

もちろんマンガも好きですよ。「鋼」とかね。

ただッ!

京極夏彦は面白すぎて・・・・!!

反則です!

いまさらですがビックリでした。Chara、メルヘンで可愛い面も、渋く歌い上げる曲も、表現力とメッセージがすごくて高校生ごろから聴き始めました。
大切をきづくもの、やさしい気持ち、タイムマシーンとか好きでカラオケでも時々歌う曲もあります。特にタイムマシーンではとっても仲良くてお似合いだなーって思ってたのに。
今ももちろん曲は好きで、陰ながら応援してます。CMで流れるとああ可愛いなーと思いますね。
今のBGMはCharaの「ミルク」「Crazy for you」「70%夕暮れのうた」「Swallowtail Butterfly あいのうた」「光と私」「やさしい気持ち」「タイムマシーン」「ボクのことを知って」「大切をきづくもの」「Cherry Cherry」などさながらメドレーです。CMソングも多いですよ!
大切をきづくものが一番好き、かな。


今日、月曜日は、月9の日です笑
ちゃんと見てきました笑
今回の月9はさわやか!結構面白いと個人的にお気に入りのドラマ。ひそかに毎週楽しみです。
さわやかだけど、三角関係どころじゃないってどういうこと?笑
次週は波乱がありそうで・・・・ぅうう。早く見たい!
二人は急接近するのでしょうか?とりあえず、二人とも別れそうですよね。
まだまだ3回目終わったばかりなのに、展開が早くて見逃せないです!うきゃあv

それとは別に、毎週毎週脱ぐシーンがあるのがファンサービスですよね笑
それを楽しみにしている人も世の中にはいる、と考えていたらなにやら妄想が・・・!
絳攸と楸瑛が出てくるなんてことは・・・・・・・・・ないこともないこともないこともないんだからねッ!
無駄に否定を重ねてわかりにくくしてみましたが、明白でゴザイマスよね。

ちょっと長くなってしまったので折りたたみにしまいました。少し女性向けですのでOKだよ!という方のみつづきからどうぞ。

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