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ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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わからなくなるほど本を読みました。
覚えてる限りでまず―――・・・

横溝正史
山本周五郎
吉川栄治

題名を忘れた本。公共のものなので(図書館でかりました)どのほんだったか名前を忘れてしまったのです。ミステリヰと歴史小説。そんな感じのものばかり読んで過ごした気がします。
横溝は今度「八墓村」を読んでみたいと思ってますが、来年になるかもしれない夏後半の追い込みの真っただ中、昨日夏真っ盛り、猛暑な西日本から東へもどってまいりましたミレでございますどーもこんばんわ。
ザ・ミステリヰはやはり苦手なのかもしれないと漠然と思いながらルーティンワークのごとくページをめくってきた記憶ならあります。
大御所中の大御所作家先生は上記。まあ、なんてことはありません。横溝以外は、先々週あたりの泉鏡花も含め、賞がある作家先生の作品を読んでみようということなのです。直木三十五もいつかは読みたい作家ですね。(賞が京極に偏っている気がするのは、まあそういうことです)

他に、今をときめく作家先生たちは

「黒祠の島」 小野不由美
「新宿鮫」 大沢有昌
「魔女の笑窪」 大沢有昌
「アルバイト探偵(アイ)」 大沢有昌
「蒲生邸事件」 宮部みゆき
「幕末」 司馬遼太郎
「クビキリサイクル  青色サヴァンと戯言遣い」 西尾維新
「剣狼」 柴錬、菊池寛など
「真田幸村」 柴田錬三郎
「陰陽師 付喪神ノ巻」 夢枕獏

古典(現代語訳)ですと

「南総里見八犬伝」 曲亭馬琴

です。おそらく。大夫(大沢)の本が3冊―――・・・・。



ハードボイルドってめちゃくちゃ面白いですね!


ミステリヰばかり3冊も―――・・・。



ミステリヰも大好きです!!


先週から今週の本のトレンドは「歴史小説」から「ミステリヰ」そして「ハードボイルド」というところでしょうか。
とりあえず、これでワタシが所有している本はすべて読み終えましたので一安心。旅先というか、祖母の家にいるときに読破してしまったのでさらに本を買った始末。それすら読んでしまったので、きょう何かが起こりました。
―――まあそういうことです。
さて、ピックアップはいつもは1冊だけなのですが、今回は2冊しましょう。先週ブックレビューをしなかったし、頑張ってみます。それでは、チョイスは大沢有昌「魔女の笑窪」、宮部みゆき「蒲生邸事件」です。


「魔女の笑窪」 大沢有昌

見ただけで相手のことがわかってしまう力を持つ女性、水原。その特技を使い闇のコンサルタントとして一人で成功を収めた彼女は仕事を通して自分の秘めたる過去へと近づく羽目に―――。「地獄島」で笑窪を一つ落としてくるほどの体験をした水原に容赦なく壮絶な過去が押し寄せてくる。
―――戻るくらいなら死んだ方がましよ――――



女性が主人公のハードボイルドです。ジャンルでいうとやはり男が主人公で男が好きな話!というイメージがあるのでしょうが、大沢有昌のハードボイルドは女性でも十分楽しめる!大夫(大沢)はなぜこうも女の心理が理解できるのか。自然に表現できるのか。ある種自然主義的な暴露。
水原が依頼を受け、仕事をしていく話なのですが、水原がかっこいい。それよりも探偵の星川ゲイですが、もっとかっこいい。星川さんはステキすぎです!女装しようがなんだろうが大好き。
続編があるのですが、読みたいデス。かなり面白かったです!大夫の作品では今のところダントツ。


「蒲生邸事件」 宮部みゆき


受験に失敗した孝史は他に客がたった1人―――しかもかなり暗いおじさん―――しかいないしがない安いホテルで入塾試験を目前に控えていた。何がしたいのかがわからずなんとなく生きていた。ホテルは元は「蒲生邸」だった。1日目の入塾試験に満足がいった孝史は蒲生元陸軍大将の亡霊を見たというホテルのスタッフの話を聞いて。もう1人の客はどこか不気味で―――消えた!?そんなはずはない。
高揚感。日付が変わって2月26日。睡眠導入剤代わりのテレビは二・二六事件の特集をやっていた。うとうとしていたが、めざめたらホテルは火事になっていた!死ぬ!
浮遊感。漆黒。凍てつくような寒さ。
目が覚めたらそこは―――蒲生邸だった。そして平田と名乗った男は例の宿泊客で―――。
銃声。遺体。
ここはどこ!?何が起こっているんだ!?



タイムトラベルの話です。本格ミステリーだ!と思って買ったのですが、アテがはずれてがっかりしたのは始めだけでした。面白いんだもん!すらすらーと読めてしまうのは、文章がいいからです。「ぼく」こと孝史はまるっきり今の若者の象徴ともいえるようなキャラクターで、ウジウジとしたアマちゃんな考え方にイラっとすることがあっても共感もできるわけなのです。SFでも突飛な話(タイムトラベルとか魔法とか)は文芸的には好きではないのですが、なぜ好きではないかというと、たいていのマンガとかがそうなように創作ネタすぎて、考えがそこまで深くない気がするところが気に食わないのです。一番嫌いなのがリアルを書いてるのにファンタジーになってくパターン。一気に興ざめ。ところがこの話にはそれがなく、まあタイムトラベルは突飛なのですが補って余りあるストーリー展開なのです。それが中心軸になってないのがいいです。事件が起き、それを解決していこうと。未来人なのになにもしらないことが気になり始めていく。1930年代にいる2000年を生きる孝史は戦争に日本が大敗することを知っていても時代の流れは変わらないと知って―――。助けたいけどそれを拒否され、約束を残し現代へ。
とってもおもしろかったです。こんどは直木賞の「理由」を読みたい!と思ったミレが本日どんな行動を取ったのか―――。
まあそういうことです。


それでは残りの本にもいくつかコメントを。


「新宿鮫」 大沢有昌

大夫の出世作にして映画化された大人気シリーズ第一弾。一匹狼の新宿署刑事鮫島の話です。後にか書かれたからと言ったらまあそうなのですが「闇先案内人」と「魔女の笑窪」のほうが面白いです。設定が本当に細かくてそれをまとめている文章がいいです。集めるかは未定。

「プライベート探偵(アイ)」 大沢有昌

私立探偵の父親と適度に不良をやるアシスタントの息子の話。ヤング系マンガの軽いノリで読みやすかったですが、やはり「闇(略)」と「魔(略)」のほうが好きです。こちらもシリーズ化してますが今のところ集める予定はないです。



「黒祠の島」 小野不由美

ながれがずーーっとおもしろくて、どうなるのーーー!?と思っていたらラストの展開に驚かされました。理不尽さすら感じられますが、アレ以外に書きようがないと言えばそうなのかもしれません。きれいに収まってしまえば偽善にならざるをえないでしょうから。まあ、トリックというか話の食い違いには気付きましたが、そこに加わる黒祠という構造が不気味さを演出してます。ただ、「東亰異聞」のほうが好きです。



「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」 西尾維新

デビュー作にしてメフィスト受賞作品。トリックは定番ですが語りがテンポよく斬新です。ラストに謎が深まるというか―――。過去何があったかなどが言及されてないので気になります。新しい雰囲気がTHE メフィストという感じです。他の作品の方が好きですが集めてみる気になりましたので、今日何が起こったのかは―――。
言わずもがな。



ミステリヰにもう少しこってみます。
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