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ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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藤沢周平の本は90%くらいの確率で当たる気がします。
と言う事で2年前位に買ったまま読んでなかった「よろずや平四郎活人剣(下)」を読みました。実に上巻を読んでから1年半ぶりくらいに…。上巻あたりはずれの中間くらいでしたが、下巻は面白かったです…!!ひょうひょうとして少しケチで、でも憎めない人間味あふれる平四郎がかっこいい訳じゃないけど、なんだか目が離せない人柄というか、魅力的じゃないけど、親しみやすくて応援しちゃう感じでした。
個人的に大作「一茶」はどうもなじめなくて、みみっちいとか結構失礼な感想を抱いたのですが、母はあれがお気に入りというか「可哀想な人生」がどーとか言ってて、その影響で読んだけど、読めるけどもっと違う感じが好き!って思いました。
本当に人の好みはそれぞれです。ちなみにうちの母は京極の「嗤う伊右衛門」で泣いたそうです。わたしはそれには当てはまりませんでしたが書評を見ると泣く人も多いようです。純愛というか、すれ違いと悪役のせいで曲げられた線を戻そうとした力のせいで、事件が起こり同時に真っ直ぐにもどった、という感じでしょうか。
悪役もいっそのこと本当に悪!ってなったらなんだか魅力にあふれてきて、いいです。「絡新婦」の人とか大好きですっ!
映画版では小雪が気の強い女、というかぴしっとした女の役があたっていて、唐沢さんの岩の事となると動揺するような演技と最初と最後の真っ直ぐな雰囲気が、よかったです。話は微妙でしたが(苦笑)。原作に勝てない。
母は京極2、3冊しか読んだこと無いです。
京極だと「後巷説」がわびしくて、泣けます。幸せであり、少し悲しく。立派であり、可哀想。あ、直木賞ですこれがたしか。
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