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ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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彩雲国に全く関係ない内容です。
K談社の森博嗣著各シリーズのネタばれを含みます。

もう書かずにはいられない!
森博嗣サイコー!!




 *****
「 四季 秋」
S&Mシリーズ程萌絵と犀川の関係に悶えた訳じゃないけど二人の関係が萌絵の猛烈アタックによって着実に、自然に進んでるのが見れて泣きそうになりました。
犀川だから指輪を貰ったところでなんの言葉もないのがまたなんとも…。
四季がやけに犀川とコンタクトを取ろうとする理由はまだまだ謎といか犀川の能力を評価してるからなんだろうけどそこに本当に恋だの愛だのが無いのか心配する萌絵に激しく同情。犀川の母世代から四季のアプローチが続いてたり…(「四季 夏」)。犀川と四季。二人の間には何かがあるってやはり感じさせる危険で切なくてでも魅惑的な線があって、本当に萌絵の事を考えると何とも言えなくなります。これは犀川がいけないとしか思えない乙女心を呼び起こされました(笑)。
そしてへっくん!そうじゃないかなってずっと思ってました。そうでした。別シリーズの「夢 出会い 魔性 You may die in my show」(このタイトルセンスはもう凄すぎて考えるだけで終日幸せです。)で語られるへっくんとひよ子エピソード。ああくすぐったくて笑えて来る。とても幸せな光景です。
四季シリーズの「春」「夏」とは違い今回は四季視点が一切なく、犀川や萌絵などの視点からの四季というのがまたおいしい。「春」「夏」では病室のような白がイメージ。硬質と言うか混ざり気なしと言うか、浮世離れした地に足が付いてないイメージでした。十にも満たない子供時代から十三歳まで。なのにあの威圧感というか圧倒的な存在感に本を通して押されました。何かが欠けてるような気がして京極の「塗仏」のかせんこを思い出しました。
そして全てが伏線だった…!もともとはこんなに長く四季の話を続かせようなんて思ってなかったはずなのに、伏線だったのか…!!てなっても説明がしっかりしてるから受け入れられました。そうも考えられるのね。デビューから十何年。(二十年?)。驚異的なスピードで書きあげられたシリーズ達の中核に位置するのはやっぱりいつでも四季だった。見え隠れするでも消して見逃せない天才の存在が凄すぎます。
「冬」ではどうなるのか…!怖くて迷いが生じるけど、明日手に取ってる気がする。
この犀川たちの視点というのは四季神秘性を描くには四季視点で描かれてた「春」「夏」に比べて弱いけど、満足でした。
でも評価は3.5…。もっといいのが書けるから!
やっぱりシリーズを追ってきた人じゃないと楽しめないっていうのがもったいないです。
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