ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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いきなりわたくし事ですが最近ネットの調子が悪く、「表示できません」と表示されたり、少し重いページや動画を表示するスピードが遅いのでネットを頻繁に使う者としてはとっても困りっております。文明から疎外された感が漂っているのですが――――いじめ?いや、いやがらせ!?だとしたら何とも悪質で(ワタシにとっては)それはもう効果的なものです。こんばんわ、被害妄想に苦しんでいるどーもミレでございます。
そろそろホームページを作ってから満2カ月がたとうとしていますが(月日がたつのは早いですね)、更新のスピードは順調でほっとしております。休みが終わるまでにもう1、2話書けたら万々歳。夏のバイトも一段落ついたので、そのパワーをホムペへ(笑)。改装ではないのですが、テキストの形式を今度統一しようと思ってます。毎回違うってどうなんだ、と実は常々思っていたのですが、そこらへんは初心者ということで見逃してくれたらこれ幸い。ですが、スペースがどうも顕在してくれないようでそれが悩みの種です。見やすさという点で段落は欠かせないと思うのですができない。―――どうしたらいいのでしょうかね。ここで言うな自分で調べろというのは重々承知しております。
恋しい季節が今日から10月になりました(意味不明)。
正確に言うなら10月21日です(すでに季節じゃないし)。
さらに言うなら頻繁に変動します。
直近の恋しい季節=10月21日という意味です。
その10月21日に何があるかというと
京極夏彦の文庫版「ルー=ガルー 忌避すべき狼」が出ます。
そういうことです。わはははは。
「ルー=ガルー」をソフトカバーで読んだのは最近ですが、かなり面白かったので迷いなく即決で買います。みおとひなこにまた会える!はじめの方は少し退屈ですが半分から先はもうすごいのです!!京極作品としては残酷さを差し引いてもややライトノベルよりな感じなのではじめの300ページほど(長いです)を過ぎればテンポよく急激に話が進みます。妖怪出てこないしね(そこ!?)。そして表紙がどうなるかがかなり気になります。京極の本は文庫になるとどれも妖怪などの張りぼての写真になるのですが、「ルー=ガルー」はソフトカバーのあの可愛絵がいいと思います。あの絵、好きだなぁ。あと価格が未定ですがソフトカバーで700ページと少しだったので、まあ1000円ほどでしょうか。講談社からですし。
あわただしいを通り越し、殺人スケジュールで今週は本をあまり読めなかったのですが、本を読んでるとどうしてもホムペの更新が遅くなってしまうので、まあそれもいいことのなのでしょう。ですが夏休みが終わるまでには「魍魎」と「絡新婦」、「塗仏」、「百器」の「雨」「風」をもう一度読みたいのです。それだけでもうヴァケーションの終わりが見えるページ数です。最低ラインは閣下のシーンだけ読み返すこと笑。大好きですから笑。
それでは今週読んだ本でございます。
「すべてがFになる」 森博嗣
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎
「クビシメロマンティスト」 西尾維新
「クビツリハイスクール」 西尾維新
「ヒトクイマジカル」 西尾維新
オー!
ザッツ西尾維新スペシャル!
そして
ミステリヰスペシャル!
でございます。まさにすべてがミステリヰになる!(←・・・)
今週は森博嗣以外は久しぶりに「最近はやりの本」「若者の読む本」と堂々と言える物を読みました(苦笑)。
ハードボイルド読んでるよんwwとかなかなか言えないのです;;;;
そしてピックアップは話題の「重力ピエロ」です。
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎
兄の泉水と弟、春は仲がいいが、本当の父親が違う。悲しい過去と現在癌と戦う父親の決断により生まれた春の遺伝子の半分は他の家族とはつながりがないものなので家族の中で一人だけ芸術方面の才能もあり、能力や雰囲気が違うのかもしれない。ただ、それでも家族で兄弟だった。遺伝子を扱う会社に勤めている泉水は春と一緒に久々に父を見舞いに行く。病床に就くミステリー好きの父親にグラフィティアートと連続放火の関連性を示唆した春。泉水の会社も小火程度だが放火の被害に遭ったのだ。そして春にそそのかされて実は躍起になる泉水は弟と一緒に事件現場の見張りをしたり事件解明に乗り出す。売春斡旋業者の葛城は泉水の勧めで遺伝子を調べてもらい、謎の女郷田が泉水の前に現れ春の精神はひどく不安定だと言う。
果たして犯人の意図とは?グラフィティアートと放火の繋がりは?
うまいあらすじではなくてスミマセン;;;;
トリックというかアートと放火の関連性や、泉水、春の意図、葛城の意味などが読めてしまいますが、文章は読みやすく魅力的でした。冒頭がカッコイイです。映画化されたり伊坂氏の本は今かなり脚光を浴びているので、ミーハーな感じに読んでみようと思い、兄の本棚から(勝手に)拝借。読むなら絶対「重力ピエロ」、と決めていたのは題名からです。すごく素敵なアトラクティヴなタイトルだと思います。トリックというよりも、話が面白いのです。春がミステリアスでカッコイイですし、家族、兄弟の愛情が深く感動もでき、それゆえ二人の心情も理解できます。ヒューマンドラマ豊富なミステリヰ。
飽きさせないセリフや引用、子供時代の話などがたくさんあり、やや繊細な文章がよかったです。とてもおしゃれな本です。井伏鱒二の「山椒魚」でも今度読もうかしら(笑)。
「すべてがFになる」 森博嗣
第一回メフィスト賞受賞作品の森博嗣著「すべてがFになる」。メフィストの新しさが好きなのと、それより以前に京極の(←またでてきたぞ)「どすこい。」でパロってたのが決め手となり、読んでみました。が。ワタシの好きな話ではなかったです。謎の解明という点では真実に非常に驚きましたが、学者が書いているからもあるのでしょう、文章がやや難解でした。あのヒントだけで「F」の意味がわかる人はいるのだろうか・・・。誘導はありますが、コンピューターサイエンスな話なので専門知識がないと分かりにくいです。すらすら読める、という部類の本ではないと思いました。
「クビシメロマンチスト」 西尾維新
またメフィストです。メフィストからの作家はやっぱり斬新です。
戯言シリーズ2作目。
大筋は読めてましたが、真実には驚きました。西尾維新は言葉遊びが面白いです。リズムやテンポがいいですね。少し京極的な文章な気がするのでデビューがメフィストということもあり影響を受けているのでしょうか。「ルー=ガルー」のことをはじめに書きましたが、京極堂シリーズよりはそっちに近いです。軽い感でマンガ的。読みやすいです。
「クビツリハイスクール」 西尾維新
ワタシは玖渚が好きだと気付いた巻。一作目以来彼女の活躍がなくて残念です。
上文に同様読みやすくて面白かったです。あれですね、美少女萌えキャラ的なのが多くて、まあ絶対いないだろうというキャラがたくさん出てくるからライトな雰囲気になるのでしょうね。ファンタジー要素が強いのでライトノベルよりで、さくさくと読めてしまいます。
「ヒトクイマジカル」 西尾維新
4巻目が置いてなくてこれを買いました。
ミスリードさせるのがうまいです。「まさか」「バカな」を信じ込ませ展開していく話で最後の謎解きでの本末転倒。残酷さが少しだけ京極の「魍魎」を思い出させます。あれはもっとひどいですけど。とにかくこれは本当に騙された!と思いました。玖渚が少し出てきてうれしかったです。玖渚は可愛いのに怖いのが魅力ですwwこれは4作目も読まなければならないですね。
ただ、主人公がどんだけダメ人間なんだ!と毎回思うのですが、今回はひどかったです。同情を差し引いても鈍いし情けない感じ。おねーさま方がカッコよすぎるからそれがまた目立つのですよ。
西尾維新は黒猫さんが出てくる話が好きですね。病院坂黒猫さん。メフィストに掲載していた「世界シリーズ」です。西尾維新作品は他に、京極トリビューとの「そっくり」とデスノの「ロサンゼルスBB殺人事件」しか読んだことないのですが(話題の「化物語」なども読みたいです)、作者自身も若いので文章も若者向きで読みやすいです。少しずつ集めていこうかなー、と考えております。
8月最後になるブックレビューを終わらせていただきます。お粗末さまでした。
次のレビューは再読京極まつりの予定です。京極仲間に呆れられるほど大好きです(ばか)。
そろそろホームページを作ってから満2カ月がたとうとしていますが(月日がたつのは早いですね)、更新のスピードは順調でほっとしております。休みが終わるまでにもう1、2話書けたら万々歳。夏のバイトも一段落ついたので、そのパワーをホムペへ(笑)。改装ではないのですが、テキストの形式を今度統一しようと思ってます。毎回違うってどうなんだ、と実は常々思っていたのですが、そこらへんは初心者ということで見逃してくれたらこれ幸い。ですが、スペースがどうも顕在してくれないようでそれが悩みの種です。見やすさという点で段落は欠かせないと思うのですができない。―――どうしたらいいのでしょうかね。ここで言うな自分で調べろというのは重々承知しております。
恋しい季節が今日から10月になりました(意味不明)。
正確に言うなら10月21日です(すでに季節じゃないし)。
さらに言うなら頻繁に変動します。
直近の恋しい季節=10月21日という意味です。
その10月21日に何があるかというと
京極夏彦の文庫版「ルー=ガルー 忌避すべき狼」が出ます。
そういうことです。わはははは。
「ルー=ガルー」をソフトカバーで読んだのは最近ですが、かなり面白かったので迷いなく即決で買います。みおとひなこにまた会える!はじめの方は少し退屈ですが半分から先はもうすごいのです!!京極作品としては残酷さを差し引いてもややライトノベルよりな感じなのではじめの300ページほど(長いです)を過ぎればテンポよく急激に話が進みます。妖怪出てこないしね(そこ!?)。そして表紙がどうなるかがかなり気になります。京極の本は文庫になるとどれも妖怪などの張りぼての写真になるのですが、「ルー=ガルー」はソフトカバーのあの可愛絵がいいと思います。あの絵、好きだなぁ。あと価格が未定ですがソフトカバーで700ページと少しだったので、まあ1000円ほどでしょうか。講談社からですし。
あわただしいを通り越し、殺人スケジュールで今週は本をあまり読めなかったのですが、本を読んでるとどうしてもホムペの更新が遅くなってしまうので、まあそれもいいことのなのでしょう。ですが夏休みが終わるまでには「魍魎」と「絡新婦」、「塗仏」、「百器」の「雨」「風」をもう一度読みたいのです。それだけでもうヴァケーションの終わりが見えるページ数です。最低ラインは閣下のシーンだけ読み返すこと笑。大好きですから笑。
それでは今週読んだ本でございます。
「すべてがFになる」 森博嗣
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎
「クビシメロマンティスト」 西尾維新
「クビツリハイスクール」 西尾維新
「ヒトクイマジカル」 西尾維新
オー!
ザッツ西尾維新スペシャル!
そして
ミステリヰスペシャル!
でございます。まさにすべてがミステリヰになる!(←・・・)
今週は森博嗣以外は久しぶりに「最近はやりの本」「若者の読む本」と堂々と言える物を読みました(苦笑)。
ハードボイルド読んでるよんwwとかなかなか言えないのです;;;;
そしてピックアップは話題の「重力ピエロ」です。
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎
兄の泉水と弟、春は仲がいいが、本当の父親が違う。悲しい過去と現在癌と戦う父親の決断により生まれた春の遺伝子の半分は他の家族とはつながりがないものなので家族の中で一人だけ芸術方面の才能もあり、能力や雰囲気が違うのかもしれない。ただ、それでも家族で兄弟だった。遺伝子を扱う会社に勤めている泉水は春と一緒に久々に父を見舞いに行く。病床に就くミステリー好きの父親にグラフィティアートと連続放火の関連性を示唆した春。泉水の会社も小火程度だが放火の被害に遭ったのだ。そして春にそそのかされて実は躍起になる泉水は弟と一緒に事件現場の見張りをしたり事件解明に乗り出す。売春斡旋業者の葛城は泉水の勧めで遺伝子を調べてもらい、謎の女郷田が泉水の前に現れ春の精神はひどく不安定だと言う。
果たして犯人の意図とは?グラフィティアートと放火の繋がりは?
うまいあらすじではなくてスミマセン;;;;
トリックというかアートと放火の関連性や、泉水、春の意図、葛城の意味などが読めてしまいますが、文章は読みやすく魅力的でした。冒頭がカッコイイです。映画化されたり伊坂氏の本は今かなり脚光を浴びているので、ミーハーな感じに読んでみようと思い、兄の本棚から(勝手に)拝借。読むなら絶対「重力ピエロ」、と決めていたのは題名からです。すごく素敵なアトラクティヴなタイトルだと思います。トリックというよりも、話が面白いのです。春がミステリアスでカッコイイですし、家族、兄弟の愛情が深く感動もでき、それゆえ二人の心情も理解できます。ヒューマンドラマ豊富なミステリヰ。
飽きさせないセリフや引用、子供時代の話などがたくさんあり、やや繊細な文章がよかったです。とてもおしゃれな本です。井伏鱒二の「山椒魚」でも今度読もうかしら(笑)。
「すべてがFになる」 森博嗣
第一回メフィスト賞受賞作品の森博嗣著「すべてがFになる」。メフィストの新しさが好きなのと、それより以前に京極の(←またでてきたぞ)「どすこい。」でパロってたのが決め手となり、読んでみました。が。ワタシの好きな話ではなかったです。謎の解明という点では真実に非常に驚きましたが、学者が書いているからもあるのでしょう、文章がやや難解でした。あのヒントだけで「F」の意味がわかる人はいるのだろうか・・・。誘導はありますが、コンピューターサイエンスな話なので専門知識がないと分かりにくいです。すらすら読める、という部類の本ではないと思いました。
「クビシメロマンチスト」 西尾維新
またメフィストです。メフィストからの作家はやっぱり斬新です。
戯言シリーズ2作目。
大筋は読めてましたが、真実には驚きました。西尾維新は言葉遊びが面白いです。リズムやテンポがいいですね。少し京極的な文章な気がするのでデビューがメフィストということもあり影響を受けているのでしょうか。「ルー=ガルー」のことをはじめに書きましたが、京極堂シリーズよりはそっちに近いです。軽い感でマンガ的。読みやすいです。
「クビツリハイスクール」 西尾維新
ワタシは玖渚が好きだと気付いた巻。一作目以来彼女の活躍がなくて残念です。
上文に同様読みやすくて面白かったです。あれですね、美少女萌えキャラ的なのが多くて、まあ絶対いないだろうというキャラがたくさん出てくるからライトな雰囲気になるのでしょうね。ファンタジー要素が強いのでライトノベルよりで、さくさくと読めてしまいます。
「ヒトクイマジカル」 西尾維新
4巻目が置いてなくてこれを買いました。
ミスリードさせるのがうまいです。「まさか」「バカな」を信じ込ませ展開していく話で最後の謎解きでの本末転倒。残酷さが少しだけ京極の「魍魎」を思い出させます。あれはもっとひどいですけど。とにかくこれは本当に騙された!と思いました。玖渚が少し出てきてうれしかったです。玖渚は可愛いのに怖いのが魅力ですwwこれは4作目も読まなければならないですね。
ただ、主人公がどんだけダメ人間なんだ!と毎回思うのですが、今回はひどかったです。同情を差し引いても鈍いし情けない感じ。おねーさま方がカッコよすぎるからそれがまた目立つのですよ。
西尾維新は黒猫さんが出てくる話が好きですね。病院坂黒猫さん。メフィストに掲載していた「世界シリーズ」です。西尾維新作品は他に、京極トリビューとの「そっくり」とデスノの「ロサンゼルスBB殺人事件」しか読んだことないのですが(話題の「化物語」なども読みたいです)、作者自身も若いので文章も若者向きで読みやすいです。少しずつ集めていこうかなー、と考えております。
8月最後になるブックレビューを終わらせていただきます。お粗末さまでした。
次のレビューは再読京極まつりの予定です。京極仲間に呆れられるほど大好きです(ばか)。
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