ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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そろそろ引っ越しを考えています、のどーもミレです。
マイホームページは問題ないのですが、広告掲載のスポンサーサイトが不穏なようで赤信号が出ているのが気になるので、インデックスに記載した通りそろそろなんらかの措置をとろうと思います。休み明けはまた忙しいからやるなら今引っ越しかなあ。
執筆の方は原作が終わる前にどうしても書きたいものがあってそれをちまちまいじってます。
それとは別に絳攸が楸瑛を襲う話で世に出なかったものver.1を遊びで書いてみます。
いつものがぬるま湯の中でもほぼ水に近い状態だけど今回はもう少しだけ(本当にほんのちょっと)お湯を足しました。当社比だからあてにしないよーにっ!
マイホームページは問題ないのですが、広告掲載のスポンサーサイトが不穏なようで赤信号が出ているのが気になるので、インデックスに記載した通りそろそろなんらかの措置をとろうと思います。休み明けはまた忙しいからやるなら今引っ越しかなあ。
執筆の方は原作が終わる前にどうしても書きたいものがあってそれをちまちまいじってます。
それとは別に絳攸が楸瑛を襲う話で世に出なかったものver.1を遊びで書いてみます。
いつものがぬるま湯の中でもほぼ水に近い状態だけど今回はもう少しだけ(本当にほんのちょっと)お湯を足しました。当社比だからあてにしないよーにっ!
*****
そして月が煌々と輝く夜になった。夕暮れ前から開けた酒の数は夥しく、しつけの行きついた家人は一切表情を変えないが閉ざされた窓は新鮮な空気を阻むから楸瑛の私室には酒の臭気が積もっている。灯りを落として月光の照らすままの薄暗い室内に漂うそれは、優美な調度品とはかけ離れているのが不釣り合いで可笑しかった。
寝台の上で酒を呷る絳攸の目は完全に座っているが楸瑛は止めない。普段がきっちりしすぎている性格なのだから飲みたいときに飲めばいい。
「楸瑛…」
呻くように名前を呼ばそのまま寝台へ倒れこんだ。
限界か。
そろりと近寄り寝台の端に腰かけると絳攸と目が合った。
そのあまりの強さに、楸瑛は息を呑む。
まるで象のようにのっそりと体を起こした絳攸が楸瑛の腕をつかむ。その力がやけに現実的だ。
目が合う。ゾクリとした。濡れた瞳が色をやどし、鋭さが胸を一突きする。
「楸瑛…」
もう一度呼ばれたそれには確かに熱がこもっていて、楸瑛の胸はざわついた。何かがおかしい。逃げなければいけないと理性が警鐘を鳴らすが、痺れたように指先一つも自由にならなかった。
「もう待てない…」
一度も逸らされることなく。
いつもと違う声音が。
腰にきた。
――ちょ、ちょっと絳攸!嘘だろ!?
言いたい事はあった。急な展開について行けず混乱していたのと喉が張り付いてしまって声が出ない。
流される――。と解っていたが近づいてくる赤い顔と酒の香から逃れられず、捕らわれた楸瑛は目を瞑った。
ゆっくりと触れて、侵入し埋められていく口付けに楸瑛はうっとりと閉じた目を――。
開けて絳攸を突き放した。
「楸瑛…」
抗議するような口調にも構っていられない。
「絳攸。違う。そうじゃない」
やけに事務的な口調になってしまい色っぽさが吹っ飛んでしまっだが、楸瑛はこれほどにもなく真剣だった。
絳攸の口付けは常春頭の異名を持つ楸瑛にとって陶酔をもたらすにはつたなすぎた。
尖った顎に手をあててそのまま唇を奪うように合わせる。
そのまま絳攸を押し倒していたことに気付いたのは―――。全てがすんだ後だった。
楸瑛だってあんなふうに誘われて、態とだったら悪女もひれ伏すようなじらすような口付けをされて、待つことなんてできない。
――酔っていた。
絳攸にあそこまで酒を飲ませていたのに止めなかった自分が酔っぱらっていた事に楸瑛はようやく気が付いた。
「絳攸…昨日は…」
言葉が見つからずに楸瑛は口を閉ざした。御免などと言うのは間違っていると解っていたが代わりになんて――。
「昨日の事は忘れろ、楸瑛」
なかった事にしよう。お互い酔っぱらってたんだ。
書を朗読するような穏やかな声に誘われ楸瑛は救われたように頷いた。
間違いが増えた。
酷く胸が痛みながら絳攸のきれいな笑顔を見つめ、楸瑛は泣きたくなった。
忘れられるはずなんてないのに――。
君はそれでいいのかい?
私は――。
ずっと聞けないまま。
ずっと答えに気付かない振りをしたまま。
=====
酔った勢い☆が好きだな自分と書いていておののきました…!ver.2も酔った勢い的な…。うむむむむむむ。
この後、だらだらとした関係が続いた末に、波乱を乗り越えハッピーエンド☆みたいな三文ドラマがまっているはず。絳攸的には絳楸だけど、最終的に楸絳です。
寝台の上で酒を呷る絳攸の目は完全に座っているが楸瑛は止めない。普段がきっちりしすぎている性格なのだから飲みたいときに飲めばいい。
「楸瑛…」
呻くように名前を呼ばそのまま寝台へ倒れこんだ。
限界か。
そろりと近寄り寝台の端に腰かけると絳攸と目が合った。
そのあまりの強さに、楸瑛は息を呑む。
まるで象のようにのっそりと体を起こした絳攸が楸瑛の腕をつかむ。その力がやけに現実的だ。
目が合う。ゾクリとした。濡れた瞳が色をやどし、鋭さが胸を一突きする。
「楸瑛…」
もう一度呼ばれたそれには確かに熱がこもっていて、楸瑛の胸はざわついた。何かがおかしい。逃げなければいけないと理性が警鐘を鳴らすが、痺れたように指先一つも自由にならなかった。
「もう待てない…」
一度も逸らされることなく。
いつもと違う声音が。
腰にきた。
――ちょ、ちょっと絳攸!嘘だろ!?
言いたい事はあった。急な展開について行けず混乱していたのと喉が張り付いてしまって声が出ない。
流される――。と解っていたが近づいてくる赤い顔と酒の香から逃れられず、捕らわれた楸瑛は目を瞑った。
ゆっくりと触れて、侵入し埋められていく口付けに楸瑛はうっとりと閉じた目を――。
開けて絳攸を突き放した。
「楸瑛…」
抗議するような口調にも構っていられない。
「絳攸。違う。そうじゃない」
やけに事務的な口調になってしまい色っぽさが吹っ飛んでしまっだが、楸瑛はこれほどにもなく真剣だった。
絳攸の口付けは常春頭の異名を持つ楸瑛にとって陶酔をもたらすにはつたなすぎた。
尖った顎に手をあててそのまま唇を奪うように合わせる。
そのまま絳攸を押し倒していたことに気付いたのは―――。全てがすんだ後だった。
楸瑛だってあんなふうに誘われて、態とだったら悪女もひれ伏すようなじらすような口付けをされて、待つことなんてできない。
――酔っていた。
絳攸にあそこまで酒を飲ませていたのに止めなかった自分が酔っぱらっていた事に楸瑛はようやく気が付いた。
「絳攸…昨日は…」
言葉が見つからずに楸瑛は口を閉ざした。御免などと言うのは間違っていると解っていたが代わりになんて――。
「昨日の事は忘れろ、楸瑛」
なかった事にしよう。お互い酔っぱらってたんだ。
書を朗読するような穏やかな声に誘われ楸瑛は救われたように頷いた。
間違いが増えた。
酷く胸が痛みながら絳攸のきれいな笑顔を見つめ、楸瑛は泣きたくなった。
忘れられるはずなんてないのに――。
君はそれでいいのかい?
私は――。
ずっと聞けないまま。
ずっと答えに気付かない振りをしたまま。
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酔った勢い☆が好きだな自分と書いていておののきました…!ver.2も酔った勢い的な…。うむむむむむむ。
この後、だらだらとした関係が続いた末に、波乱を乗り越えハッピーエンド☆みたいな三文ドラマがまっているはず。絳攸的には絳楸だけど、最終的に楸絳です。
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