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じつはメフィスト買ったのはいいけど少し読んだだけでずぅっと放置してました。わっはっは。2カ月以上ぶりに(8月中旬に購入して以来)ようやくまた開いて今度は友達放置して読み始めたら止まらない。おおお!おもしろい!雑誌のいいところは今まで読んだことなかった作家さんの作品に出合えるところだと思います。ミステリージョッキー(綾辻氏と有栖川氏が本格ミステリヰについて語る企画)は短い話でも勉強になる。注意深く文章を読めってでもやっぱり出来ないです。早く続きが読みたいものですよね。
あと無謀にもミス研とゆーものに憧れてしまいました。
読んだ中で印象に残った作品がいくつかありますが、一番は今の段階で太田忠司さんの読み切り、「琥珀のマズルカ」。太田さんの作品はこれが初めてでした。ジャンルは短編幻想小説で、こういう話はやっぱり好きだなあああ。シリーズものっぽいので、たぶん初回の今回は設定を語らなければならないのですが、そこをコンパクトにまとめ面白かったです。うう~ん、創作意欲が駆られるわ笑。(楸瑛がマズルカで絳攸が琥珀とかね!)読書の時間が終わった後、氏のホームページをのぞいてしまいました。
で、やっちゃいました。構想というか書き出しだけですが、ダブルパロ…。
太田先生および彩雲、どちらかまたは両方の原作が大好きな方、パロ、ダブルパロしかもでたらめ設定てんこ盛り、離魂とかそういうジャンルがダメな方は見ないでください。
短いですよ。
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その男の名をマズルカと言った。本当の名は知らない。ある小さなバーでショパンのマズルカを第一番から第五十八番まで弾く、探偵。そして完全に離魂してしまった魂を辿り、器となる体に戻すことが出来る稀有なる存在、夢追い。
「成功だ」
病院のベッドに横たわる女の額から手を離したマズルカは閉じていた目を開いた。邦人にはあり得ない蒼く深い瞳が俺の姿を映している。だが直ぐにその瞳はサングラスに覆われてしまって、残念だ、と思った。
こんなんです。絳攸琥珀じゃないし!