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ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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お返事は一つ下にて。ありがとうございますっ!

今 「麒麟便」って言葉に今萌えてます…!
十二国記パロで絳攸が王で楸瑛が麒麟だったらの妄想が唐突に今日の昼から始まりまして…!始まったと言うより降りて来たんです…!十二国記は一年くらい前に読んでその時は全く妄想しなかったのになにこの時差というより時限式…!いや昔から買った洋服をしばらく着ないで一年後に着るとか昔よくやってたんですけど、最近そのくせがなくなってのに爆弾をほおりこまれた気分です。ここで問題なのはほおりこんだのが自分自身だということ。

絳攸が王様で楸瑛が麒麟です。
「麒麟便」は最速の生き物である麒麟を利用した郵便の事。
「一瞬で千里を翔けるその足には利用価値がある」と楸瑛に機密文書などを押し付けるようになった絳攸。
「国庫に負担を掛ける事もないし一石二鳥だ」
「こ、絳攸。私はいやだよ。世界一高貴な生き物になんてことをさせるつもりだい?」
「働かざる者食うべからず。今のお前はただのごくつぶしだ。そのきらびやかな衣装代分くらい働け」

絳攸は以来世界一麒麟使いが荒い王だと知れ渡り、麒麟と意見が合わない時に各国の王は「絳攸王のもとに遣わすぞ!」と脅していたと伝えられる。
ちなみにポイント制で、「麒麟便」一回につき一点もらえて、百点たまるとご褒美「絳攸に命令できる権利」がもらえるから楸瑛は頑張ってます。
「でも百点って多くないですか?」(秀麗)
「そうでもないよ。もう両手の指じゃ足りない程絳攸にお願いを聞いてもらったよ」
「………」
楸瑛が何を願ったのかは各自妄想で補ってください。


「楸瑛、麒麟便。○○まで」
と手紙を投げて寄越します。重要な文書なのに投げて…。

以下妄想シーン。麒麟便はでてきません。
オチなしでだらだらしてます。



 *****
 絳攸の自室は認められない貧乏で頑固おやじの研究室のようだ、と楸瑛はいつも思う。
蝋燭の灯りだけが照らすなお暗い部屋には、物が散らかっている。ほとんどが古文書などの本で、地図や実験に使う器具。机には分厚い本を広げなにか書き物をしている楸瑛の主人がいた。
もう数刻で日が昇る。
化け物が闊歩するような時間にいったい何をやっているのか、と思うほど楸瑛と絳攸の仲は浅くなかった。
「我が君。間もなく夜明です。寝て下さい」
「今いいところだ」
溜息のかすかな息遣いですら炎が小さくなるような安い蝋燭を使っているのがこの国の王だとはいったい誰が思うだろうか。
「また眼の下に酷い隈を付けたまま朝議に出席するつもりかい?最近官吏たちが影で君の事をなんて言ってると思う?」
「なんだ?」
「伝説の十三号棟の幽霊」
十三号棟の幽霊というのは国試を何度も受けたが通らず、予備宿舎として開放されていた十三号棟で自殺した受験者が夜な夜な宮城を歩き回るという伝説だ。
実際あまりにも酷い顔をした絳攸を見て、見間違えた官吏が居ても不思議じゃないから怖い。
「心配しないでも俺はそう簡単には死なない体らしい。それを利用して有意義に過ごしてるだけだ」
「君ひとりの体じゃないんだよ、絳攸」
思いっきり飛んできた指四本分の本を受け止める。灯りは完全に消えていた。



ほんとうにどこにもなにもオチがなくて…。でも書ききってすっきりしました。
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