ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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ホームページのコンセプトが唐突に決定しました。
情けなく常春な楸瑛が少し抜けている絳攸の周りを回っています
です。暗黙の了解的に今、常春ブームです。
もうすぐ飛行場に向かうのですが、その前にネタを折りたたんでおきます。
月曜日には戻ってきますが、「蒼 3」を今月中に書きあげるのは難しくなってきました。今、また一難がわたしの眼前に立ちはだかっているのです。フッ……。な き た い!
ではいってまいります!
*****
「莫迦だな」
ふっとため息とも苦笑とも取れない消えそうな息遣いに楸瑛は漸く顔を上げる事が出来た。
ただ一言辛い、と告げて声を忘れてしまった楸瑛に向けられた笑顔があまりにも優しくて、くしゃりと顔を歪めた。歯を食いしばって手を握りしめて流れてきそうなすべてをせき止める。
つっと手を取られ肘のあたりまで衣を上げられ、力を入れ過ぎて震える腕の固まりかけている紅い一線があらわになり絳攸のもう一つの手がそれをなぞった。
「藍家藍家と言うが、お前の血は初めから蒼くないだろう」
伏せられていた睫が持ち上がるのを何処までも息をつめて見つめた。視界が飛び込んできた紫に支配され動けなくなった。
「大切なのは眼には見えない部分なんだ」
解るだろう、と真っ直ぐに問われれば熱くなった眼に力を入れて頷く。
「お前はなにも変わっていない。ずっとこれからも藍楸瑛という男だ。その名だけで何処までも世界と繋がっているんだ。お前がどう思うかが重要なんだ」
もう一度頭を縦に振ると、なら大丈夫だと言われ手が離れて行くのをつかみ直しそのまま引き寄せ腕ごと力いっぱい抱きしめた。震える体などとっくに悟られているためためらいなど疾うになかった。肩に顔をうずめていると背中に手を回される感触に、ますます覆いかぶさるようにぎゅっと腕を回した。
「今だけだからな」
「―――うん…」
取り戻した声は震えていたが絳攸は笑わずに抱きしめ返す力を強めぬくもりをくれた。
発展させたいけど今は書き捨てです。「莫迦だな」と「蒼い血」と言わせたかっただけですww藍を捨てた楸瑛を慰める絳攸でしたvリバに見えなくもない…?
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