ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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エア春コミ…。インターネット上ですので予定があっても参加できるのが素晴らしい(過去数回バイトなどで参加できずの管理人)。募金もできる。そして学生でも払える額から!
参加したいのは山々なんですが、ちょっとリアルがきちきちなので応援してますということにします。
あ、募金の方には参加したいです。
昨日今日で少し妄想出来るくらいに精神的に回復しました。
お互いに惹かれる楸瑛と絳攸で二人とも無自覚の一場面です。
参加したいのは山々なんですが、ちょっとリアルがきちきちなので応援してますということにします。
あ、募金の方には参加したいです。
昨日今日で少し妄想出来るくらいに精神的に回復しました。
お互いに惹かれる楸瑛と絳攸で二人とも無自覚の一場面です。
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「接吻しないのか?」
至近距離で真っ直ぐな瞳に見つめられて楸瑛は僅かに瞠目した。たしかに偶然にも絳攸の顔は本当に直ぐ前にあり、ほんの少し首を動かせば唇が触れる。後宮の女官だったら迷う迷わない以前に自然に詰める程の経験を積んでいる楸瑛だけれども、そんな事を言われると思ったことのない相手だったから、判断が遅れた。
口が間抜けに開いたまま、言葉が出てこない。
「あ。悪い何でもない。今のは忘れてくれ」
ぱっと目を逸らされ、背を向けようとした。楸瑛ははっとする。行かせてはいけないと強く思っただけで、あとは考えなんてなかった。
両腕をつかんで振り向かせ、驚き僅かに楸瑛を見上げる絳攸の唇にそのままそっと自分のものを重ねた。
多分呼吸一つ分にも満たない一瞬。
絳攸の目はまんまるだった。楸瑛もビックリしている。
「――ごめん」
「いや、俺が最初に挑発するような言葉を言ったからだろ。お前も悪くない訳ではないが、俺も悪いというか」
「そうだけど」
お互い言葉に詰まった。楸瑛はいろんなことを同時に考えすぎて、頭が回らないのだけれど、あの場面が繰り返し客観的に主観的に頭の中で再生しされて――。
顔色一つ変えない絳攸を見た。
絳攸と接吻した。
ぐるぐるとその言葉が浮かび、とたんに心臓が煩くなる。
「――いや俺が悪かった。済まない楸瑛」
「え?と、突然どうしたの」
「さっきの事はきれいさっぱり水に流して心機一転仕事するぞ」
「ちょ、ちょっと待って絳攸!」
珍しく絳攸がずんずん前を進むその背中を追い掛けた楸瑛の顔は真っ赤だった。
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絳攸の最初の「悪い」は遊んでると思われたか、と思い慌てて取り消す感じ。
最後の「悪かった」は楸瑛が真っ赤になってるのを見て罪悪感を感じた。
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