ホームページの事、返信、妄想、ブックレビューに愛を叫ぶ準ブログ。偏愛なので準が付く、そういうことを書いております。
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本読みました回復しましたっ!無気力症候群から。唐突に浮かび上がったネタから久々にssに挑戦してみましたあああ。オチなしです。ただかっこいい絳攸さまが書きたかっただけなのです。
甘いですよー。
自己責任でお願いします。
*****
≪追記≫
今日と昨日の日記の誤字修正度々でごめんなさい。
甘いですよー。
自己責任でお願いします。
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≪追記≫
今日と昨日の日記の誤字修正度々でごめんなさい。
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暖かい光に照らされるその薄い背中を眺めていたら浮かんできた。構って欲しかったなんて、口に出しては言えない。
「ねえ絳攸、私が死んだらどうする?」
本をめくっていた手が止まり、振り返る顔には不機嫌と書いてあった。いくらなんでも酷い。
「自殺か自然死か?」
「殺されるっていう選択肢は無いのかい?」
「左雨林軍将軍が聞いてあきれる。自信がないなら地位を返上しろ」
「――君の返答は自殺か自然死で違うんだ」
「同じ方が変だろ」
それもそうなのかもしれない。悲しみは同じかもしれないが諦めとやるせなさ、怒り。その度合いは違うかもしれない。
「それでどっちだ?」
「両方聞きたい」
無言の数拍、紫煙の瞳は何かを確かめるように合わされて、唐突に首ごと逸らされる。
「お前が死を選ぶと言うのなら――」
緊張してきた。冗談だとは言え冷たくされたら傷付くに違いない。
「ちょ、ちょっと絳ゆ」
「俺が止める」
「――――」
「二度と変な気を起こさないように説教してその顔を殴り飛ばして――」
そこで絳攸の言葉が止まった。
「絳攸、どうしたの?」
左の瞳だけ髪の毛の間からのぞく。
「――いやどっちの場合も結局俺が選ぶ道は同じだな、と思っただけだ」
「ふうん」
ふいっとまた顔を逸らされて銀糸の軌跡が光った。
「二度とそんな気を起こさせないくらい幸せにしてやる。病気かなんかで死ぬ場合も、世界一幸せだと思えるようにしてやる」
息が止まる。見開いた眼が乾くが、瞬きすらできなかった。胸に突き刺さった何かは、危ないくらい鼓動を速めて――本当に死んでしまいそうだ。
「――楸瑛?」
返答がないのが気になったのか、絳攸がちらりと振り返る。
「好きだよ絳攸」
「――知ってる」
そむけられた顔。その耳が少し染まっていて――。
愛しくってどうしようもなかった。
*****
「わたしがいなくなったら云々」的な会話をさせてみたら(脳内で)、絳攸がかっこよかったって話です。このところ死についてばかり書いてる気がする自分の思考回路が人としてぎりぎりだと思います。ミステリー大好きなんだよ。
「ねえ絳攸、私が死んだらどうする?」
本をめくっていた手が止まり、振り返る顔には不機嫌と書いてあった。いくらなんでも酷い。
「自殺か自然死か?」
「殺されるっていう選択肢は無いのかい?」
「左雨林軍将軍が聞いてあきれる。自信がないなら地位を返上しろ」
「――君の返答は自殺か自然死で違うんだ」
「同じ方が変だろ」
それもそうなのかもしれない。悲しみは同じかもしれないが諦めとやるせなさ、怒り。その度合いは違うかもしれない。
「それでどっちだ?」
「両方聞きたい」
無言の数拍、紫煙の瞳は何かを確かめるように合わされて、唐突に首ごと逸らされる。
「お前が死を選ぶと言うのなら――」
緊張してきた。冗談だとは言え冷たくされたら傷付くに違いない。
「ちょ、ちょっと絳ゆ」
「俺が止める」
「――――」
「二度と変な気を起こさないように説教してその顔を殴り飛ばして――」
そこで絳攸の言葉が止まった。
「絳攸、どうしたの?」
左の瞳だけ髪の毛の間からのぞく。
「――いやどっちの場合も結局俺が選ぶ道は同じだな、と思っただけだ」
「ふうん」
ふいっとまた顔を逸らされて銀糸の軌跡が光った。
「二度とそんな気を起こさせないくらい幸せにしてやる。病気かなんかで死ぬ場合も、世界一幸せだと思えるようにしてやる」
息が止まる。見開いた眼が乾くが、瞬きすらできなかった。胸に突き刺さった何かは、危ないくらい鼓動を速めて――本当に死んでしまいそうだ。
「――楸瑛?」
返答がないのが気になったのか、絳攸がちらりと振り返る。
「好きだよ絳攸」
「――知ってる」
そむけられた顔。その耳が少し染まっていて――。
愛しくってどうしようもなかった。
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「わたしがいなくなったら云々」的な会話をさせてみたら(脳内で)、絳攸がかっこよかったって話です。このところ死についてばかり書いてる気がする自分の思考回路が人としてぎりぎりだと思います。ミステリー大好きなんだよ。
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